旅先でのこころに残る撮り方、6つのヒント

こんにちは、tabbyです。(⇒プロフィールはこちら

写真が好きな人には、旅行も好きな人も多いと思います。
ここでは、旅先での撮り方のヒントを一日の流れに沿ってお伝えします。

朝散歩、朝焼け

@イタリア・パレルモ

@イタリア・フィレンツェ

旅先では、朝散歩したり朝焼けを見たり撮ったりするのも楽しみです。

1枚目は、海に面したホテルから夜明け前の海を撮っています。

この様なシーンに出会えるかどうか?は運次第ですが、この街では毎朝違った色に空が染まり楽しませてくれました。

(カミさんは、しっかり眠っていましたが)

こういう場合に注意したいのは、【明るく撮り過ぎない】ことです。

少し暗め(-0.5~-1.0EV)に撮ることで、実際に見た以上にキレイに鮮やかに撮れ、印象深い写真になります。

2枚目は、朝散歩の途中で発見した看板ですが、日本との感覚の違いを感じます。他の場所には、イタリアなのに日本語で鮨屋の案内板がありました。こういう発見があるのも、旅先の楽しみです。

朝のレストランで

@イタリア・コルトーナ

@イタリア・コルトーナ

散歩が終わったら、朝食です。

雰囲気の良いレストランだったら、それをそのまま写真に収めたいですよね。

1枚目の例は、全体を撮っていますが、このような場合、室内と外の明るさにかなり差があるので、両方キレイに撮ろうとはせず、見せたいところに露出を合わせましょう。

ここでは、手前のテーブルに露出を合わせ、窓の外光は白く飛ばして(真っ白)います。こうすることで、レストランの雰囲気と眩しいほど天気が良いことが表現されています。

2枚目の例では、花とテーブルクロスが主題なので、花の日が当たっている部分に露出を合わせ、奥半分くらいは暗くなっていますが、意図通りです。

@イタリア・コルトーナ

3枚目は、トマトの赤の美しさを表現したかったので、やはり日向は白く飛んでいます。

白飛びを過剰に気にする人がいますが、要は【自分が見せたい部分のトーンがあればOK】ですので憶えておいてください。

その場所ならではの風景

@イタリア・トスカーナ

旅に出かけたら、その場所ならではの風景や光景もカメラに収めておきたいですね。

この例では、ワインの産地で有名な地方で、連続する丘陵と糸杉が特徴的なので、丘の稜線に添って並ぶ糸杉を広角レンズで切り取ってみました。

空のブルーと草原のグリーンが清々しく、糸杉がアクセントになっています。

クルマでドライブしながら、いいなと思ったらクルマを停めて、レンズも変えながら撮るのを半日ほど繰り返しましたが、なかなかイメージ通りの光景には出会えないものです。その中でもお気に入りの一枚になりました。

写真は、出会いの瞬間が大切ですが、納得できるまで撮るというのも上達の秘訣です。

街歩きで

@イタリア・フィレンツェ

街歩きのスナップでは、人や建物やその他いろいろ撮るものがあるのですが、この例は、空と雲と建物をモチーフにした1枚です。

こういう場合、空をどれくらいの割合でいれるのか?迷ったりしませんか?

ここでは縦構図で見上げて撮ることで、右半分が空と雲、左半分が建物としています。

いつも横構図で上が空というだけではなく、縦で大胆な切り取り方をすることで、新鮮さとダイナミックな印象を与えることができます。

迷ったら縦と横、両方おさえておきましょう!

観光地で

ミケランジェロ広場 @イタリア・フィレンツェ

観光地では、人が多く(自分もその一人なのですが)撮る意欲をなくしてしまうことがありませんか?

ここでは、人を入れつつその場の雰囲気も写しこむ方法をご紹介します。

この例のように、大胆に空を入れて、人は画面の下部少しだけにしてしまいます。

カメラは、iPhoneまたは一眼レフ+広角レンズの広角系レンズが撮りやすいです。

下の例では、人が少なくかつ後ろ姿になったタイミングを狙って撮っています。

構図的には、トンネル構図ですが、外光が当たっている店の入り口だけではなく、上のランプや左側のスポットライトで照らされたディスプレーがあることで画面から奥行きが感じられます。

@イタリア・フィレンツェ

夜のレストランで

@イタリア・パレルモ

1枚目の例は、日が暮れる前のレストランの雰囲気をiPhoneで捉えています。

テーブルは暗めですが、それがかえってテーブル上のランプを浮き立たせていますし、外の景色も遠くまでわかる写真になっています。

露出はオートですが、ちょうど室内と外の中間になっているので、室内は暗め・外は明るめですが、夕暮れ時だったこともあり、適正な露出になった例です。

@イタリア・タオルミーナ

@イタリア・パレルモ

飲み物の撮り方は別記事でも書いていますので、そちらもご覧ください。

2枚目は、白ワインに背景の食べ物が映った例。

3枚目は、白ワインに背景のキャンドルライトが映った例です。

このように、飲み物に背景を溶け込ませることで、奥行き感が出てより美味しそうに見えるようになります。

最後は、絞りを開けて(F値を小さく)1点にだけピントを合わせ、周りはボカした例です。

ウニのパスタ @イタリア・タオルミーナ

食べ物の撮り方は別記事でも書いていますので、そちらもご覧ください。

このようにシーンごとに少し工夫することで、出来上がりの印象が変わったり、意図通り主題を強調したりできるので、いろいろ試してみてください。

※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。

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【写真家tabbyの活動】

 

47年以上に渡り撮影を継続し、その撮影枚数は10万枚を超える。

 

◆「kindle写真集の出版」

■CRP第1弾

■CRP第2弾

■CRP第3弾

■CRP第4弾

■CRP第5弾

■写真集第6弾(独自出版)

 

◆「写真展とネット掲載」

■写真展(個展)を20回以上開催

■2005年よりFlickrをはじめ、現在5,000枚ほど掲載

■Gettyにて写真データーを販売【175点】

■fotofever paris 2014年より3年連続出展 *fotofever paris とは、 世界最大の写真の見本市、イベントであるパリフォトと同時期にルーブル美術館の地下イベント会場であるルーブル・カローセルで開かれる。約100のギャラリーや出版社(日本からは8社)が出展。

 

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■写真展(個展)を10回以上開催
■2005年よりFlickrをはじめ、現在5,000枚ほど掲載
■Gettyにて写真データーを販売【175点】
■fotofever paris 2014年より3年連続出展
*fotofever paris とは、 世界最大の写真の見本市、イベントであるパリフォトと同時期にルーブル美術館の地下イベント会場であるルーブル・カローセルで開かれる。約100のギャラリーや出版社(日本からは8社)が出展。

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