初夏といえば緑ですよね。
グリーンは目にも優しいですし、癒しの色でもあり、もっとも自然を感じられる色なのではないでしょうか?
今日はいろいろなグリーンを撮るテクニックをシチュエーション毎にお伝えしましょう。
露や水滴と一緒に撮る
@静岡県浜松・三岳
グリーンやブルーは水の色に近いので、露や水滴と一緒に撮ると、相性が抜群でグリーンが一層引き立ちますよね。
この例は、朝露が降りた草むらに朝日が差す時間に撮ったものですが、朝露が逆光に燦めき、生命力が感じられると同時にしっとり潤いのある画になっていると思います。
2番目の例は濡れたモミジに水滴が鈴生りになって、水を浴びて生き生きとした姿が捉えられています。
気を付けて欲しいのは、水滴が真っ白にならず、なおかつ草や葉のグリーンが暗くなりすぎない、ギリギリの露出を決めることです。
背景も出来るだけシンプルになるように心掛けましょう!
@静岡県浜松
苔を撮る
@長野県・小鳥の森
@静岡県浜松・三岳
苔といえば、京都のお寺をすぐに思い浮かべますが、京都まで行かなくても身近な場所にありませんか?
(京都に行ったって、もちろんいいのですが)
この例では、1枚目がまだ原生林が残る長野県南部の森で僕の自宅からクルマで1時間半、2枚目は水が湧き出ている城址の手水で自宅から20分くらいで行けます。
1枚目は鬱蒼とした森の中にあり、木漏れ日が動いて幻想的ですが、日が当たっているところと日陰のコントラストが強いため撮影が難しい被写体です。
こういう場合、
露出を変えながら撮る
思い切ってハイライト(最も明るい部分)は白くなったとしてもシダや苔のトーンがでる露出で撮る
のどちらかになると思いますが、この例では後者の撮り方です。
2枚目は水に濡れて美しく輝く苔から滴るひとしずくを捉えたものですが、滴が落ちるタイミングに合わせてひたすら撮ります。ピントを滴にキッチリ合わせることとブレに注意しましょう。
3枚目は森に隣接する茶屋の木のベンチです。涼しくて空気が澄んでいて気持ちいいですよ!
@長野県・小鳥の森
お茶を撮る
@名古屋・小幡
@小豆島
撮影に疲れたら一服〜 暑い季節は冷茶が美味しいです。
休憩中でもキレイなものを目にすると写真を撮りたくなるのが、写真が好きな人の悲しい?性というものですね。
ここでは、グリーンがテーマなので日本茶です。
こういうガラス器に入った飲み物を撮る場合、逆光(向こう側からこちら側に光りが当たっている状態)で撮るのが基本です。
そうすることで、透明感やシズル感(*)がでて”いかにも冷たくて美味しそう”な写真になります。
(*)シズル感の用語解説や、食べ物を撮るコツに関しては別記事で書いていますので、参考にしてみてください。
グリーンバックで撮る
@静岡県浜松
この写真、実は自宅の玄関なのですが、玄関の道の向こう側が崖になっていて、木が植えられているので、ガラスの向こう側がグリーンになります。
ここに、八ヶ岳で購入してきたガラスの一輪挿しをワイヤーで吊しているのですが、結構お気に入りで癒される空間になっています。
こういうシチュエーションは、自宅でなくても、旅先で林に囲まれたり、窓の外に緑がある宿ならあるはずです。
グリーンをキレイに出すには、露出を切り詰め(−)気味にして、草花はシルエットにしてしまいます。
白い花などの場合は、グリーンの色が薄くなっても明るめに撮って、白が汚く見えないようにした方がいいですね。
天気や時間帯によっても、光の状態(明るさや柔らかさ)が変わるので、いい状態を見極めて撮りましょう!
〜ハートを探そう〜
@飯田・のんび荘
グリーンといえば、草や蔦などが真っ先に思い浮かびます。
この例は、旅先の庭で偶然見つけたハートの形ですが、四つ葉のクローバーだけではなく、こんな形も発見すると何故か嬉しくなってしまいます。
100mmのマクロレンズで撮っていますが、iPhoneであろうと一眼レフであろうと、ハートの形さえ捉えられればOKですので。
旅先に限らず、近所でも注意深く観察していれば、ハートは見つけられますから、見つけたらすかさず撮りましょう。
真っ直ぐ前だけでなく、上(空雲)や足下を見たりしていると思わぬ発見がありますよ。
※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。
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