Backshotの撮り方、5つのシーン

人物のスナップを撮りたいと思っても、肖像権の関係で撮るのも発表するのも難しいですね。そういうときの解決策として顔を写さず後ろ姿を撮ろうという提案です。僕は子どもの後ろ姿が好きで昔から撮っています。

朝の光で撮ろう

@London

@London

1枚目の例では、日の出直後まだ太陽の位置が低い時間にジョギングする女性を撮っていますが、逆光なので長い影ができて移動している感じや奥行き感がうまく写っています。2枚目は、朝散歩の後、カフェで一休みしていた時、ギュッと繋いだ子どもの手がかわいくてスナップしたものです。

撮るときのコツは、

1枚目のような場合はタイミングを逃さず撮ることと、最も明るい所が真っ白にならない露出です。

2枚目のような場合も“ドアを開け、ちょうど店を出るところ”というタイミングが大切ですが、子どもと大人の位置関係や脚の形(踏み出し方)にも気をつけてみてください。

公園で子どもを撮ろう

@London

@札幌

1枚目は曇り、2枚目は晴れですが、両方とも女の子2人が並んで歩いているところです。

1枚目は、結構早いペースで歩いているので素早く撮る必要があります。

また、構図としては右側に写っている犬とS字の道により、近景の人⇒中景の犬⇒遠景(道の先)と導線ができ、S字により遠近感や、奥行き、柔らかい印象などを与えることができます。

2枚目は姉妹が、ゆっくり仲良く話ししながら歩いています。妹の顔が姉の方に向いていて「ねぇ、お姉ちゃん...」と話しかけている声が聞こえてくるようです。ちょっとしたことですが、もし2人とも真っ直ぐ前を向いていたら全く違う印象の写真になっていたはずです。

このように、人を撮るときは被写体の気持ちや思いを想像して撮るとリアリティのある写真が撮れますよ。

美術館で撮ろう

@東京

気をつけて欲しいのは、美術館は撮影が禁止されている場所が多いので、そういうところでは撮らないようにしてください。

上の例は、作品を眺める和服姿の女性ですが、この人の佇まいが素敵だったのと、作品と帯と足袋の色がシンクロして面白かったので、思わずシャッターを切りました。表情は見えませんが、作品に見入っている感じがしませんか?

美術館って、楽しい反面結構疲れますよね。それは、周りに人が多いからなのか、作品のエネルギーに気圧されるのかわかりませんが。

下の例は、中庭を見渡せるベンチに並んだ女の子たちですが、なんか微笑ましいというか、ホッとした感じがして撮った1枚です。

気付かれないように気配を消して撮りましょう!

@東京

美しい景色を背景に撮ろう

@Praha

美しい人の後ろ姿、さらに背景が美しい景色だったら、もうなにも言うことはありません。ただ、無心に撮るだけです。

この例は、プラハ城からプラハの街並みを見下ろすシチュエーションに女性の後ろ姿という、これ以上はないという状況です。

この頃は、まだフィルムメインで撮っていたのですが、旅の最後で手持ちのフィルムがなくなってしまい、どうしてもこのシーンをおさめたくて友人(日本に留学していたとき銀座で撮らせてもらったプラハの女性)の友人のカメラを借りて撮った写真です。

撮っただけでどうなるか?わからないまま、1年以上が過ぎたと記憶していますが、CDに焼かれた写真がエアメールで届いたときは嬉しかった!写真をやっていると。こういった人の繋がりが出来ることもありがたいことの1つですね。

Showで美脚を撮ろう

@Denver USA

@Denver USA

僕は仕事柄国内外のショーに行くことが多かったのですが、ショーのコンパニオンはスタイルが良いので撮りたくなってしまいますね。

(仕事はしっかりやっていました。こういう写真を撮るのは“仕事の合間や移動中”です。)

前から撮らせてもらう場合は、マナーとして一声かけるか、アイコンタクトして軽く会釈をしてから撮りますが、後ろ姿であれば好きなタイミングで撮れますよね。

言うまでもないことですが、エスカレーターでは下から上を狙ってはダメですよ。

2枚目の例は、ショーの会期中ではなく開催前のセッティングの日に撮っているので、女性もちょっと気を抜いたリラックスした姿勢になっています。これはちょっと難易度が高いかもしれません。

 

※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。

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