雰囲気の良いカフェに行って、美味しそうな飲み物や食べ物を見ると、写真を撮りたくなりますよね。
そんな時、マナーやスマートに撮るにはどうしたらいいか?も含め、被写体別にお伝えしましょう。
目次
●マナー
1.お店のオーナー/スタッフに撮影許可を得ている
2.周りの迷惑にならないよう、設定可能なカメラでは【シャッター音を消す/小さくする】
●スマートに撮る・・・美味しいうちに飲んだり食べたりしたいですよね!
・Food/Drinkが出される前に、カメラの設定(撮影モード、ISO、露出など)を済ませておき、手早く撮影する
それでは、被写体別の撮り方に行きましょう!
↓↓↓
お店のサインを撮ろう
@神戸
@神戸
お店のサインは、それぞれ特徴があったり、工夫を凝らしてあったりするので、撮っておきましょう。
後で写真を整理する際にも役に立って便利です。
撮り方ですが、
1枚目の例は、サインのブルーがキレイだったので、見上げるアングルで青空と街並みの反射も入れてみました。
2枚目の例は、真正面からですが、店内の照明を入れて背景をぼかすことで奥行き感を出し、サインをくっきりさせています。
@神戸
@ベトナム・ホーチミン
3枚目の例は、路上に置かれた看板ですが、ロゴのデザインに魅かれて撮ったものです。実は中央下部に写っている影がアクセントになっています。
4枚目の例は、ホーチミンのハードロックカフェですが、ここまで大きなギターのサインは他の都市にはないのでは?
ロック/音楽好きの人は、旅行したら世界中の各都市にあるハードロックカフェを訪れてみるのもおすすめです。
国や都市ごとに違いがあって興味深いです。やたら寒かったり、音が大きいという場合もありますが。
インテリアや小物を撮ろう
@神戸
まず、写真を撮る前にオーナーやスタッフに声を掛けて、”写真を撮らせてもらっていいですか?”と確認をしたほうがいいです。
場合によっては、「使用目的は?」とか「他のお客様を撮らないでください」と言われますが、
「趣味で個人的に使用したいです/個人のブログにアップしたいです」と答えれば、だいたいは快く撮らせてもらえます。
その方がお互い気分がいいですよね。
僕は、開店直後の他のお客様がいない時間帯を狙うことが多いです。
1枚目のテーブルとランプの写真は、開店直後に撮ったものです。
@神戸
2枚目の例は、レトロなものがいろいろ置いてあったカフェですが、扇風機に魅かれたのでアップでシルエットにして撮りました。
こういう照明が暗めの店では、やはり露出も暗め(マイナス)にして撮った方がいいです。
@神戸
3枚目の犬は、”ニッパー君”といって音響メーカーのビクターが販促品として配っていたものです。(僕の実家にもありました)
こういう場合、ホワイトバランスはオートにせず、敢えて[晴天]にすることで、電球色の赤っぽい画面とし、露出も暗めにすることで、
昔のJAZZ喫茶の雰囲気を出しています。
飲みものを美味しそうに撮るコツ
@神戸
@神戸
さて、いよいよ飲み物を撮る場合ですが、実は”どの席を選ぶか?”でほとんど勝負(結果)は決まっています。
おすすめの席は、
- 窓際の席
- 外光が入り柔らかい光が廻っている席
のいずれかを選びましょう。
ライティングは、
- 逆光(光が飲み物の向こう側から手前に当たっている)
- 側光(サイドライトとも言う:光が飲み物の横から当たっている)
- 半逆光(逆光と側光の中間:つまり斜め向こうから)
で撮るのが基本です。
例では、
1枚目が、窓からは離れていますが柔らかい光の明るめのテーブル席で、逆光で、
2枚目が、窓際のカウンター席で、逆光で、
3枚目が、窓からは離れていますが柔らかい光の明るめのテーブル席で、側光で撮っています。
3枚目だけ違うのは、不透明の飲み物では、もろ逆光で撮ってしまうと、暗くて汚い感じになりがちだからです。
@神戸
食べ物を美味しそうに撮るコツ
@神戸
@神戸
食べ物を撮る場合も、ライティングは
- 逆光
- 半逆光
- 側光
のいずれかで撮りましょう。
1枚目の例では、半逆光で撮っています。
2枚目の例では、逆光で撮っています。
撮るときのアドバイスとして、
パンやご飯などは露出を明るめ(プラス)に撮った方が美味しそうに見えます。
ピントは、全体に合わせるよりも絞りを開放に近く(F値を小さく)して、もっとも美味しそうと思う部分のみに合わせ、他をぼかしたほうが、ふわっと柔らかい画になり美味しそうになります。
ぼかしたい場合は、ズームレンズより明るめ(F値が1.4~2.8)の単焦点レンズ(50mmか100mm)の方がボケはキレイです。
窓からの景色を撮る
@京都
最後に、目を外に向けて撮る場合の対照的な例と撮り方をご紹介します。
といってもカウンター席は自動的に外の景色が見えてしまいますが。
1枚目の例は、山の上の森に囲まれたカフェのカウンターで、グラスに映ったグリーンが美しかったので撮りました。
主題は【グラスの中に映った景色】
なので、ピントをグラスのフチ(手前半分)からグラスに付いた水滴に合わせ、
グラスの中にほのかにグリーンを感じさせるようにしました。
構図は、一般的にやってはいけないと言われる【日の丸構図】
ですが、あえて主題を真ん中に置き、左端に窓枠のシルエット・右端に森のシャドウ(暗い)を配することでバランスを取っています。
やってはいけないのは、
端や4隅に明るいものや明るい背景を持ってくることです。
見る人の視線が分散されて、主題が弱められてしまいます。
@金沢
2枚目の例は、街を見渡せる山の中腹にあるカフェで夕暮れを撮っています。
こちらの主題は【外の景色】ですから、
ガラス越しなので、カメラは(ガラスの反射が写らないように)なるべくガラスに近づける。
ピントは、無限遠にする。
露出は、夕焼けの色を強調するために暗め(マイナス)にしましょう!
※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。
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