お酒が好きで、それも1番好きなのはビールという方は多いのではないでしょうか?
そこで今回はビールの美味しい撮り方を解説します。
目次
美味しそうな泡を撮る
ドイツビール@蓼科
ビールを美味しく呑むには泡が肝心です。
ビールに厳格なドイツではグラスに線が書いてあり、その線ぴったりに注がなければなりません。数字に拘る国民性だけではなく、それだけ泡との比率が大切だと考えているのでしょう。
さて、その泡を含めて美味しそうに撮るには、【泡が消えないうちに素早く撮る】のがコツです。つまり、ビールが運ばれてきてからカメラの設定をあーでもないこーでもないとやっているとダメだということです。
テーブルフォト全般に言えることですが、出てきたら素早く撮って、美味しいうちにすぐにいただくというのが極意ですね!
泡の白をキレイに撮るには、白がグレーにならないように露出を設定します。
iPhoneでは
泡の1番明るいところではなく、下の方の泡の暗い部分にピントを合わせる。(1枚目の例)
一眼レフでは
露出をプラス気味に補正する。
こうすると、泡がふんわり美味しそうに写せます。
チェコのビール@赤坂
立ち上る泡を撮る
@Italy
@大阪
泡のもう一つの写し方として、【勢いよく立ち上る泡を写す】方法があります。
グラスの中の泡が主題なので、グラスの表面ではなくちょっと内側にピントを合わせたいわけですが、
iPhoneでは
グラスの1番手前ではなく、ちょっと横の部分にピントを合わせる。(1枚目の例)
一眼レフでは
iPhoneと同じようにするか、オートで1番手前に合わせてからマニュアルで少し奥にピントをずらす。
2枚目の例では、グラス表面の【Heineken】のロゴにピントを合わせていますが、ここまでたくさん泡がでていて美味しそうに見えれば、これはこれでいいと思います。
それから、泡をキレイに撮る場合、ライティングは逆光にしてください。
瓶や缶と一緒に撮る
@札幌
ここでは、これまでのアップからちょっと引いて周りも入れて撮る方法です。
1枚目の例は、ビールと缶・テーブルクロス・奥の新聞というそれぞれ異なる質感と、まだ日が低いため横に長く伸びた影。これらの組み合わせの面白さを活かすためモノクロで撮っています。
もし、カラーで撮っていたら【ただの日常】あるいは【ちょっとゴチャゴチャして煩い】写真になっていたはずです。
2枚目の例は、ワインや日本酒を撮る場合よく使う撮り方ですが、珍しい銘柄の場合に記録を兼ねるという目的もあります。
ラベルがハッキリ写らないと意味がないので、通常飲み物を撮る【逆光】ではなく、【順光】で撮っていますが、それでもビールは美味しく撮りたいので、泡の分量に気を付けて(泡がなくなる前に)撮っています。
@小豆島
夕暮れの一杯を撮る
@Paris
ビールといえば、いつ飲んでも美味しいのですが、やはり仕事を終えてからとか一汗かいた後は格別ですよね。
この例は、パリの休日に一日歩き回った後、Happy Hour(通常、半額)になったので、飲み始めたところです。ビールに夕陽が射してキレイ&とっても美味しそうです。
こういう場合の撮り方は、光が入った部分が明るくなりすぎないように、露出をマイナスにすることです。そうすることで、周りが暗く落ち、琥珀色が強調され一層美味しく見えます。
この写真では、ビールが遠くにも映っていることでアクセントになり奥行き感も出ています。
※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。
ビールとつまみ?
ビールとラーメンは最強の組み合わせ(でもカロリーは・・・)ですが、
やはり美味しいものも食べたくなりますよね。
iPhoneで食べ物をを美味しそうに撮るための4つのコツ
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