アジサイは、土によって色が変わったり、いろいろな品種があったり、好きな花という方も多いのではないでしょうか?
ここでは、シチュエーションや花ごとの綺麗な撮り方をお伝えします。
目次
水滴と撮る
@静岡県浜松
@静岡県浜松
アジサイは、やはり晴れの日よりも曇りや雨の日の方がしっとりしてキレイに見えます。
1枚目の例は、ブルーのガクアジサイ。
アップにしながら背景はグリーンの葉として、絞りを開け気味(F2.8)にして、前のガクにピントを合わせて、後ろはぼかしています。
こうすることで、水滴が付いた、ブルーのガクの形と色の美しさが際立っています。
2枚目の例は、ピンクの西洋アジサイ。
撮り方は、画面全体をピンクで埋め尽くすようアップにして、ピンクと水滴の美しさを強調しています。
丸い形を撮る
@静岡県浜松
この例では、西洋アジサイの丸い形を捉えています。
縦でも横でも良いのですが、この場合は縦としてアジサイをほぼ幅いっぱいに入れながら、上下にグリーンの葉を配することでピンクのアジサイの丸い形を強調しています。
赤やピンクとグリーンは相性がいいので、そのバランスを考えて撮るといいです。
変わった品種を撮る、その1
@山梨県八ヶ岳
あじさいといえばブルーのイメージが強いと思います。
これは、八ヶ岳に旅行した際に初めて見た、紅(くれない)ヤマアジサイという品種らしいのですが、その紅色に魅了されました。
ということで、紅を強調するためにギリギリまで近寄って、手前の紅のガクにピントを合わせ、他はぼかしています。
グリーンの中に紅が浮かび上がった、ちょっと幻想的な写真になりました。
変わった品種を撮る、その2
@静岡県浜松
この例も、名前はわかりませんが、アジサイの1種のようです。
実際には、手前にも背景にも他の葉やものがあってゴチャゴチャしてる状況です。
なので、これも1番手前の花(ではなくガクかも?)にピントを合わせ、他はぼかすことでスッキリさせています。
ポイントは、【1番手前の花】と言っても真ん中と下の2カ所にピントが合ってることです。そのためには、カメラの角度を変えて2カ所にピントが合う(カメラからの距離が同じになる)アングルを探して撮ります。
こうすることで、十字のピンクが強調されます。
星のように撮る
@静岡県浜松
この例のように、ガクが白っぽいガクアジサイは撮り方によって星が散りばめられているように見せることが出来ます。
撮り方は、
暗くてシンプル(このようにグリーンがベスト)な背景を選び、
真上から同一面状の白いガクに全てピントを合わせ、
露出は、マイナスにして全体に暗めにすることです。
こうすることで、白いガクが一層浮き出て見えるようになります。
流れるように撮る
@静岡県浜松
これまでは、1輪のアジサイをピックアップして撮る方法でしたが、ここからはもっと広い範囲でアジサイを群で捉える方法です。
この例では、
手前に白いガクのガクアジサイ
奥にアイボリーとブルーの西洋アジサイが咲いています。
斜めから絞りを開けて(F値を小さく)撮ることで、手前も奥もぼかしてしまい、真ん中のガクアジサイだけにピントを合わせています。
こうすることで、画面に立体感や奥行き感が感じられるとともに、ピントが合っている花が右上から左下に並んでいるために流れを感じさせることもできています。
三種まとめて全体を撮る
@静岡県浜松
これは朝散歩の途中で見つけたのですが、
左にブルーの西洋アジサイ
中央にうすい黄色〜紫の西洋アジサイ
右に白いガクのガクアジサイ がキレイに並んでいます。
ここでは、正面から撮ることで全体を捉えています。
人の集合写真のようにも、花同士が楽しく話をしているようにも見えます。
気を付けたいのが、【シンプルで暗い背景を選ぶ】ことです。この例では日陰の林ですが、この絵柄で背景がゴチャゴチャしていると煩い印象になってしまいます。
このように、撮り方を変えることで、アジサイの美しさをより一層引き出すことができますので、いろいろ試してみてください。
※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。
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主題と露出だけでだいぶ変わってくるものとびっくりしました。
そうですね。
ちょっと撮り方を変えるだけで全く違った結果になります。
それがまた面白いところですけどね。