ねこ写真の撮り方Part2表情いろいろ、5つのシーン

こちらは続編ですので、本編も合わせてご覧ください。

ここでは可愛いだけではない、ねこの魅力を撮るコツをお伝えします。

隣のねこを撮る

@静岡県浜松市

前の家では隣家が野良猫に餌づけしていたので、隣家はもちろんのこと、うちの庭やクルマの上まで歩いていました。

最初の例は、隣家の玄関先で2匹並んでこちらを睨んでいるところです。

【なに見てんだよ!】とでも言いたげな表情とポーズもそっくりで面白い写真になりました。

撮り方は、

何はともあれ、素早く撮ることです。まずは、ブレとかボケは気にせず1枚撮ってください。それから、納得行かないところがあれば、構図や露出を変えたりして、さらに撮ります。

何故なら、2匹並んで同じようなのが面白いので、動き出す前に撮りたいからです。

背景がレンガやコンクリートなどの硬い質感なので、ねこの柔らかさが強調されています。

@静岡県浜松市

2枚目の例は、うちの庭に佇む2匹です。

こちらは、【日の丸構図】ですが、1匹のねこから右側だけに日が当たっているので、画面がフラットにならずメリハリが付いています。

パン屋でねこと遊ぶ

@静岡県浜松

僕がドイツパンを買いに行くパン屋さんでは山羊とねこを飼っています。

パンを買うついでに、ねこと遊んだり写真を撮ったりするのも楽しみです。

1枚目の例は、店先で丸くなって眠る親子ですが、なんとも言えず和みます。思わず笑顔がこぼれる瞬間ですね。

この場合の撮り方は、

晴天の日向で真上からなので、オートでピントも露出もOKです。

気を付けるのは、どれくらいの大きさでこの丸いモチーフを収めるか?だけですね。

@静岡県浜松

2枚目の例は、起き出した子猫が帰ろうとする僕に付いてきて、クルマのフロントフードに乗ったところです。

顔は写っていませんが、逆光で背景が暗いのでねこの形や柔らかい毛の質感が立体的に浮かび上がっています。

この場合の撮り方は、

オートで撮るとねこが明るくなりすぎたり、ハイライトが飛んでしまったり(最も明るい部分が真っ白に)するので、露出をマイナスに調節することです。

クルマや塀の上のねこ

@イタリア・タオルミーナ

@ドイツ・Quedlinburg

ねこって何故か?クルマの上とか塀の上が好きですよね。風通しが良くて気持ちいいのでしょうか。

1枚目の例は、クルマの上に3匹、クルマの下にも2匹います。わかりますか?

こういう場合、晴天の日向ではオートで撮りましょう。ねこの配置(どのネコを画面に入れるか)だけ考えましょう。

あまり急いで近づくと逃げられますので注意してください。

2枚目の例は、塀の上から飛び降りようとしている瞬間です。

この場合に気を付けたいのは、

素早く撮ること

空が背景なので、オートだとねこが暗くなってしまうので、露出はプラスにすることです。

道ばたの子ねこ

@静岡県春野

この例では、道ばたに佇む子ねこ3匹を捉えています。この時全部で10匹くらいいたのですが、撮れたのはこれだけです。

3匹が同じ方向をじっと見詰めています。何を見ているのかはわかりませんが、人の子どもが遊びに熱中している様と似ていますね。

こういう場合の撮り方ですが、

いいと思う瞬間を捉えるのがもちろん大切です。

それ以外に、画面から奥行き感を感じられるポイントが2つあります。

1.構図的には、道ばたの斜めの線が左下から右上に対角線上にある。

2.ねこから手前の部分に日が当たっていて、それより奥は日陰になっている。

これらを意識して撮ってみてください。

暗い場所ではストロボ一発!

@タイ・ピピ島

@タイ・ピピ島

僕は、頼まれて披露宴を撮るときくらいしかストロボを使わないのですが、ストロボを使って撮る場合のコツをお伝えします。

ここは、映画 「ザ・ビーチ」 の舞台にもなったタイの秘境「ピピ島」ですが、南国だけあって外の光は強いのに、室内(というか屋根の下)はとても暗い状況です。

手持ちではとても撮れないので、ストロボを発光させて撮っています。

この2枚の例は、連続して撮った2コマですが、

1枚目は、真正面からねこを捉え、

2枚目は、斜めのアングルで遠くに人のシルエットと外の景色を入れて撮っています。

どちらがいい、という訳ではないのですが、

1枚目は、強い印象ですが、ねこの表情が怖いですよね。

それに対し、2枚目はねこの目線も外して、周りの状況も入っているので、より雰囲気のある、南の島らしい強い光と奥行きが感じられる画になっています。

撮る場合のコツは、ねことの距離とストロボの強さ(発光量)を調節して、ねこも外も両方トーンが上手く出るようにすることです。

 

※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。

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47年以上に渡り撮影を継続し、その撮影枚数は10万枚を超える。

 

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