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オートで撮ると白も黒もグレーに撮れてしまうのは何故?
か知っていますか?
理由は、カメラに内蔵されている【反射式露出計】の原理で、
なんでもかんでもグレーに撮ろうとするから。
僕が写真を始めて間もない40年以上前の話をします。
その頃、【Photo Technic】という2,000円くらいする
玄光社の写真専門誌で学んでいたのですが、
札幌の紀伊國屋書店で【露出ハンドブック】
というタイトルの本を注文しました。
そしたらカウンターのお姉さんが”変な目”
(このガキ、いやらしい)で見るんですよ。
写真用語の[露出]は、”女の肌の露出”とは関係ないのに
・・・思春期(高校生)だった僕は激しく傷つきました。
今なら”バカなの?もっと勉強しろよ!”という目で
見返してやるのですが。
さて、ここで質問です。
Q:あなたは【オートで撮ると白も黒もグレーに撮れてしまう】
ことを知っていますか?
知っている場合、これ以上読み進めなくていいです。
時間の無駄なので。
理由は、カメラに内蔵されている
【反射式露出計】の原理にあります。
反射式露出計は、被写体に当たって反射した光を測り
それをすべて【18%のグレー】になるように露出を決めます。
つまり、カメラは被写体が白か黒かは判断できないので、
なんでもかんでもグレーに撮ろうとするんですね。
なので、
■黒い(暗い)ものは、⇒露出をー(マイナス)に補正
□白い(明るい)ものは、⇒露出を+(プラス)に補正
しないと、見たようには写りません!
露出は写真の基本ですが、
プロでも迷ったり段階露出(露出を変えて数枚撮る)したり
するほど、難しく奥の深いものです。
スライドフィルムでは、【0.3EV】変えるだけで、
印象がガラッと変わるので慎重に決めていました。
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まとめ【露出のキモ】
■黒い(暗い)ものは、⇒露出をー(マイナス)に補正
□白い(明るい)ものは、⇒露出を+(プラス)に補正
する。でした。
※プロがスタジオなどで使っている【入射式露出計】があります。
これは被写体に反射した光ではなく、光源の光そのものを測るので、
正確に露出を決めたい場合は、こちらをお買い求めくださいね。
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