友達や恋人や奥さんを素敵に写したい、そして撮った写真を気に入ってくれたり喜んでくれたりしたら、最高ですよね。だけどなかなか上手く撮れなくてガッカリ。そういう場合に、もっと素敵に撮るコツをお伝えします。
目次
窓辺の自然光で撮ろう
女性の美しい肌をさらになめらかでキレイに撮るには、晴れている日の昼間に窓辺で自然光の柔らかい光で撮るといいです。
蛍光灯が点いている場合は、消してください。蛍光灯の光は青緑っぽい光のため、キレイな肌色がでない原因になります。ストロボもOFFにしましょう。
一眼レフやミラーレス一眼の場合は、
- ISO感度を200~400にセットする
- AWB(ホワイトバランス)は[太陽光]か[晴天]にする
そして、その人のいちばんいい顔の角度を探してください。
- 真正面
- 右側
- 左側
この3つのどれかを試すと素敵にとれる角度がだいたいは決まります。
あとは、いい表情のタイミングを捉えられればOKです。
- 笑顔
のほか、
- 物思いに耽っているような顔
- 憂い顔
などもいいですね。
逆光で撮ってみよう
もう一つの方法は、逆光で撮ることです。逆光とは、被写体の向こう側からこちら(カメラマン)側に向かって光が当たるライティングです。
この例のように、顔に影がでないので柔らかいトーンになることと、光の角度によっては髪の毛にハイライトが入って(明るい輪郭ができる)立体的な画にもなるというメリットがあります。
気を付けて欲しいのは、
- 顔が暗くなり過ぎないように露出を明るめ(+1.0~1.5EV)に調節する(これはiPhoneのカメラアプリでも可能です)
- レンズに直接光が入らないような場所やアングルを選ぶ
ことです。
この手法は、子どもを撮るときにも応用できます。
顔が向いている方向を空けて撮ろう
顔が真正面を向いていない場合、顔を真ん中にするより、顔が向いている方向に空間ができるよう左右どちらかに寄せて撮った方が、自然で安定した収まりのよい写真になります。
こういう場合に注意して欲しいのは、空けた空間に強い線があったり、明るい部分があったりすると、見る人の意識がそちらの方に引っ張られて主題が弱くなってしまうので、スッキリした背景を選び、特に四隅には明るい部分が写らないようなアングルを探しながら撮ってみてください。
iPhoneの場合
画面の顔の部分にタッチしてピントを合わせる
一眼レフやミラーレス一眼の場合
シャッターを半押しして目にピントを合わせてから左右に振って撮る。
ピントを目に合わせよう
女性の写真を撮る際、それも顔や表情を狙う時に“ピントを目に合わせる”のは基本です。
人は人の目を見ることで言葉にならない感情や気持ちを読み取ろうとする習性があるので、目にピントが合っていないと落ち着かないし、写真全体の印象がぼんやりしてしまうからです。
ところが、カメラが進化してオートフォーカスになった現在でも瞳孔にピントを合わせるのは簡単ではありません。
どうすればいいか?というと、一眼ではオートフォーカス中でもピントリングを回してマニュアルで微調整できる機能を使います。
さらに、ピントが合った方の目にキャッチライトが入っている(外光の白い反射が黒目に写り込んでいる)と目が輝き強い印象となるので完璧です。
番外編 ~マタニティフォト~
最後に、マタニティフォトの撮り方をご紹介します。
お腹に赤ちゃんがいる期間は女性の一生のなかでも特別なときですし、新たな命を育み誕生の時に向かって表情も穏やかで充実していて美しいです。是非、この貴重な瞬間を写真に残すことをおすすめします。
撮り方は、最初の方で説明した“自然光の柔らかい光”で少し斜めや横からのアングルでお腹の膨らみがわかるように撮るのがいいと思います。
また、背景はできるだけシンプルにしましょう。家庭で手軽にできるのは白いオーガンジーのカーテンですが、作例のようにバックを明るい窓にして(露出をプラスにすることであえてコントラストを高くして)白く飛ばしてスッキリさせるのも一つの手法です。
※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。
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