こんにちは、tabbyです。(⇒プロフィールはこちら)
5月といえば、春ですが、初夏でもありますね。
緑が段々と濃くなってきて、爽やかで過ごしやすい季節です。
そこで、外に出て花を撮りましょう!7種類の花ごとに撮り方のヒントをお伝えします。
目次
クレマチス:花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」
@静岡県浜松
@静岡県浜松
僕が住んでいる静岡県には【クレマチスの丘】があるのですが、うちの庭でも育てています。
【プリンセス・ダイアナ】という高貴な名前が付けられたこの花は、クレマチスのなかでも、花が細くチューリップのように咲くので可愛らしく美しいです。
この花の撮り方を2例ご紹介しましょう。
最初の1枚は、雨上がりに、咲き始めたばかりの1輪を主題とし手前に、背景には咲ききった2輪をぼかして配置しています。
手前の花と水滴にはしっかりピントを合わせ、背景はぼかすため、50mmのレンズで絞りはF2.8です。
2枚目は、葉で大胆な前ボケを作って撮っています。こちらも、50mmのレンズで絞りはF2.8です。
こうすることで、ちょっと花が恥じらっているようにも見えます。
ミズバショウ:花言葉は「美しい思い出」
@長野県・小鳥の森
水芭蕉の花が、咲いている~♪という歌でお馴染の、白い花がキレイなこの花。
実は、キレイに咲いている状態に出会うことは滅多にありません。
まだ咲いていなかったり、少し遅くて花が茶色っぽくなっていたり。
もし幸運にもベストの状態に出会ったら是非撮ってみてください。
撮影のコツは、やはり白を美しく撮ることです。
なので露出をプラス気味にして明るく撮りましょう。
一眼などで、ヒストグラムが確認出来るカメラでは、白飛びしないギリギリの露出にします。
勿忘草:花言葉は「真実の愛」「私を忘れないで」
@ドイツ・ハンブルグ
僕は【小さい花】が好きなのですが、ここで紹介する【勿忘草】と後述する【露草】が双璧です。
この例は、ハンブルグで早朝撮っているため、背景が暗く落ちて、あたかも【蛍が発光しているような】【夢のような】不思議な画になりました。
気を付けたいのは、露出オーバーです。
背景が暗いので、オートでそのまま撮ると全体に明るくなりすぎてしまい、花のブルーが薄れて幻想的な雰囲気もなくなってしまうので、
露出を暗め(マイナス)に設定するのがポイントです。
iPhoneのカメラアプリでも露出の調節ができますので、試してみてください。
ソヨゴ:花言葉は「先見の明」
@静岡県浜松
【小さい花】で【白い】となると、可憐で清楚な印象を受けますね。
ソヨゴの花は独特の面白い形をしています。
撮るときも、その可憐さを壊さないように、引き気味で(被写体から離れて)上手く空間を活かして撮ってあげるといいです。
例では、2輪だけですが、花の形を強調するため、上の1輪の葉に映った影も一緒に撮っています。
ツツジ:花言葉は「節度」「慎み」「fragility(もろさ、はかなさ)」
@静岡県・三岳
雨上がりのツツジはキレイですが、全体的にキレイでどこをどう切り取ったらいいのか、わからないことがありませんか?
そういう場合には、
まず、最も美しいと感じる1輪を選びます。
次に、水滴がハッキリわかるぐらいまで寄って(近づいて)アップで
主題は、中央から少しズラします。
水滴とその花びらにはしっかりピントを合わせますが、後ろはぼかして煩くなり過ぎないように撮るのがコツです。
そのためには、絞りを開放〜2段絞る(開放がF1.4のレンズなら、F1.4〜F2.8の間)といいです。
ツユクサ:花言葉は「尊敬」 「変わらぬ思い」「小夜曲(セレナーデ)」
@長野県・茶臼山
ツユクサを見つけると、初夏という感じがします。
その名の通り、朝露が降りていたりすると、しっとりして朝陽に照らされてキレイなのですが、ここではどちらも露が付いていながら、引き(離れて)と寄り(近づいて)の例と撮り方をご紹介します。使用したカメラは一眼レフです。
1枚目は、バックが暗くてまばらに咲いている場合です。
露出は、このような黒バックだとオートでは明るくなり過ぎるので、暗く(マイナスで)濃いブルーがでるギリギリに設定します。
標準レンズの開放(F値をもっとも小さく)近くに設定し、ピントは1輪のみに合わせます。
@愛知県・岩古谷山
2枚目も、バックが暗いですがマクロ100mmレンズでアップで撮る場合です。
露出は、これも黒バックなので、オートだと明るくなり過ぎるため、暗く(マイナスで)キレイなブルーがでる値に設定します。
レンズの開放から1~2段絞って(開放F値が2.8なら、F4かF5.6に設定)、ピントは手前の1輪に合わせます。
菜の花:花言葉は「快活」「明るさ」
@ドイツ・ハンブルグ近郊
日本では、3月くらいから咲いている菜の花ですが、この写真を撮ったハンブルグは緯度が高いため、5月の撮影です。
見渡す限りの菜の花畑は、スケールが大きく思わず見とれてしまいました。
そして、もうすぐ降り出しそうな、暗い雨雲がアクセントになってくれました。
気を付けたいのが、黄色は明るい色ですが明るく撮り過ぎると、薄っぺらい感じになってしまい、一面の花というスケール感とか重みがなくなってしまうので、花の色が濁らない程度に露出を調節することです。
※掲載している写真はすべてtabby撮影のものです。----------------------------------------------------
【写真家tabbyの活動】
47年以上に渡り撮影を継続し、その撮影枚数は10万枚を超える。
◆「kindle写真集の出版」
■CRP第1弾
■CRP第2弾
■CRP第3弾
■CRP第4弾
■CRP第5弾
■写真集第6弾(独自出版)
◆「写真展とネット掲載」
■写真展(個展)を20回以上開催
■2005年よりFlickrをはじめ、現在5,000枚ほど掲載
■Gettyにて写真データーを販売【175点】
■fotofever paris 2014年より3年連続出展 *fotofever paris とは、 世界最大の写真の見本市、イベントであるパリフォトと同時期にルーブル美術館の地下イベント会場であるルーブル・カローセルで開かれる。約100のギャラリーや出版社(日本からは8社)が出展。
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