目次
滝が上手く撮れますか?
『滝が上手く撮れません、どうして?どうしたらいいですか?』
という悩みや質問をメルマガ読者さんから時々もらいます。
実は【滝】を上手に撮るのは難しく、
一眼でもオートで撮っているとほとんどNGになる場合が多いと思います。
その理由は、
・天気や光の当たり方
⇒くもりや日陰だと、コントラストが低くメリハリのない画になる
部分的に太陽が当たっていると、逆にコントラストが高すぎて、滝とそれ以外の両方が適正露出(明るさ)にならない
・構図
⇒滝を全部入れると周りの面積が大きくなり迫力不足となる
滝をアップにすると、”どこを切り取ったらいいか?”悩む/わからない
・ピント
⇒オートだと滝の流れには合いにくい(特にくもり/日陰でコントラストが低すぎる場合)
マニュアルで合わせようとしても、暗くてピントの山がわかりにくい
・露出
⇒滝を白く流して美しく撮ろうとすると、周りも適正にはならない
(周りのグリーンが明るすぎたり、滝壺など暗いと真っ黒になって水の色がわからないetc.)
・ブレ
⇒滝を白く流して美しく撮ろうとすると、スローシャッターになるので、手ぶれしやすい
さらに風があると木の葉が揺れて、被写体ぶれする
などなど、
経験が浅いと難題がたくさんありすぎ(笑)な被写体なんですね。
それでは今回は、僕が主催した
【三重県・赤目四十八滝】での撮影会から作例をご覧ください!
■全体を撮る
【布引滝】
滝の上には黄葉、下には滝壺を入れ、滝を右寄りに配してバランスを取る
【不動滝】
滝全体+滝壺も入れて、水の美しさを表現する
■アップを撮る
【千手滝】の名の通り”千手観音”から来てるので、この写真のように正面からズバリアップがいいですね!
また、ちょうど滝の部分に光が射しているので、水の流れも濡れた岩の質感も綺麗に撮れています
[写真は、コミュニティーメンバーCさんよりお借り]
このように滝が1本ではなく、複雑な流れになっている場合、
その配置やバランスがとても難しいのですが、完璧です!
岩に苔があったり、森のグリーンが映り込んでいるのも綺麗ですよね。
(ただの乾いた岩だと汚い/物足りない感じになりがちなので)
[写真は、コミュニティーメンバーNさんよりお借り]
■紅葉とのコラボを撮る
・・・紅葉のピークより1週間くらい早かったのでイマイチですが
布引滝+黄葉
【骸骨滝】
この滝は高低差があまりないのと、水量も少ないので、
滝自体に迫力はないですが
●ワンポイントアドバイス
・天気や光の当たり方
⇒滝に光が射した瞬間を逃さず撮ろう!
くもりなら他にワンポイントになるものをプラスしよう
・構図
⇒滝を全部入れる場合、滝壺や紅葉などを少し入れたり、
滝の流れる方向を考えてフレームのどこに配するとバランスがいいか?考える
・ピント
⇒オートだと滝の流れには合いにくいので、
マニュアルで合わせる(開放F値が小さい=明るいレンズがおすすめ)
・露出
⇒滝を白く流して美しく撮るには、シャッタースピードは1/15S〜1/8Sを目安に
・ブレ
⇒スローシャッターになり、手ぶれしやすいので、
三脚を使用するか、橋の欄干・杭・樹木などにカメラや身体を押しつけて撮るといいです!
いかがでしたか?
感想はこのページ一番下のコメント欄にお願いします。
※掲載している写真は(注釈付きの写真以外は)tabby撮影のものです。
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先日機会があり滝を撮って来ました。
構図の取り方が難しいですね!
参考にさせていただきます。
参考になったら嬉しいです。
滝は形も周りの状況もいろいろなので、難しいですよね!
僕も毎回試行錯誤です。